
ダイエットを頑張っているのに、なかなか痩せない(身体の問題)
食欲を抑えられず食べ過ぎたり、間食したりしてしまう(食欲の問題)
甘いモノや脂っこいモノなど不健康な食品ばかり食べたくなる(不健康な食事)
このような悩みはありませんか?
それはストレスが原因かもしれません。
ストレスは、食べ過ぎや不健康な食事を誘発するばかりではなく、身体自体も太りやすい体質に変えてしまうのです!
でも、ご安心ください!
この記事を読めば、なぜストレスで太ってしまうのか、ストレスがダイエットに及ぼす悪影響とは何なのか、どうすればストレス解消してダイエット成功できるのか、が分かります。
なぜなら、ストレスとダイエットの関係は科学的な根拠に基づくものであり、ストレスを取り除くことが、ダイエットを成功させるうえで、非常に重要な鍵となっているのです。
今回の記事では、ストレスとダイエットの関係や、ストレスがダイエットに与える悪影響や、ストレスを解消する方法など、ダイエットを成功させるうえで重要なストレス対策法を詳しく御説明いたします。
✅なぜストレスで太るのか?ストレスとダイエットの関係
✅ストレスがダイエットに及ぼす悪影響とは何なのか?
✅どうすればストレス解消してダイエット成功できるのか?
なぜストレスで太るのか?ストレスとダイエットの関係
ストレスとダイエットの関係は科学的根拠に基づいており、ストレスを取り除くことが、ダイエットを成功させるうえでとても重要です。
人は、ストレスを感じると、体内で分泌するホルモンや自律神経に影響を与えます。
ストレスの反応には個人差がありますが、一般的には、ストレスが強いと食欲が低下し、ストレスが軽いと食欲が増加すると言われています。
✅強いストレスは身体を痩せさせてしまう
ストレスが強いと、食欲を抑えるホルモンや交感神経が優位になり、食欲が減少し、食べる量が減って痩せてしまう傾向にあります。このようにストレスが原因で、体重が減少することをストレス痩せと呼びます。
✅軽いストレスは身体を太らせてしまう
ストレスが軽いと、食欲を増やすホルモンや副交感神経が優位になり、食欲が増加し、食べ過ぎて太ってしまう傾向にあります。この様にストレスが原因で、体重が増加することをストレス太りと呼びます。
ストレスの反応は個人差があり、ストレスの種類や持続期間、個人の性格や環境なども影響します。
ただ、ストレス痩せもストレス太りも、どちらも健康には良くありません。ストレスを感じることで体調に変化が起きること自体が危険信号なのです。日々の生活の中で、ストレスを溜めないようにすることが大変重要です。
ストレスがダイエットに与える悪影響とは
このブログでは、ダイエットがテーマですので、ストレスが軽いと太ってしまう事に焦点を当ててお話ししたいと思います。
ストレスが軽いと、食欲を増やすホルモンや副交感神経が優位になり、食欲が増加し、食べ過ぎて太ってしまう事が分かりましたが、これが身体にどの様な悪影響を与えているのか御説明します。
コルチゾール、レプチン、グレリンは、ストレスによって分泌されるストレスホルモンの中でも、ダイエットや肥満に影響を与える代表的なものです 。
これらのストレスホルモンがダイエットに与える悪影響は、主に以下の3つです。
ストレスホルモンが食べ過ぎや不健康な食事を誘発する
ストレスは食欲を増進させるホルモンであるコルチゾールやグレリンを分泌させ、空腹感を感じさせ、食べ過ぎや間食、不健康な食事を誘発します。
特に、コルチゾールは、食欲を増やしたり、甘いモノや脂っこいモノが食べたくなる作用もあります。
一方で、脂肪細胞から分泌されるホルモンのレプチンは、満腹感を感じさせる作用がありますが、ストレスによってレプチンの分泌が減ると、食べても満足感が得られず、食べ過ぎになることがあります。
これは、ストレスで消耗したエネルギーを補おうとする本能的な反応なので、決して悪いことではないのですが、現代の食べ物はジュースやチョコレートなど高カロリーなモノが多いので、過剰摂取になると、どうしても太りやすくなってしまいます。
この3つのストレスホルモン(コルチゾール、グレリン、レプチン)が、ストレスによってあなたの空腹感を感じさせ、食べ過ぎ、間食、不健康な食事を引き起こしているのです。
ストレスホルモンが筋肉量を減らし、基礎代謝を低下させ、脂肪の燃焼効率を下げる
ストレスホルモンであるコルチゾールは、ストレスがかかると副腎皮質から分泌されます。
コルチゾールは、筋肉の分解を促進し、基礎代謝を低下させることで脂肪燃焼効果も下がり、消費カロリーも減って、太りやすい身体になります。また、同時にコルチゾールは脂肪の合成も促進し、脂肪がつきやすくする働きもあります。
代謝の観点からいえば、1日の消費エネルギーの内訳は、基礎代謝が6~7割、運動代謝が2~3割、食事代謝が1割となっており、このうち基礎代謝で使われるエネルギーの20%を筋肉が消費しています。
だからストレスで分泌されるコルチゾールによって筋肉が分解されることは、代謝の観点でいえば、ダイエットにとって非常にマイナスなことなのです。コルチゾールはダイエットにとって、かなり厄介なストレスホルモンだと言えます。
コルチゾールは適切な量であれば、体の正常な状態を維持するために必要なホルモンですが、過剰に分泌されると、肥満やその他の健康問題を引き起こす可能性があるのです。

ストレスホルモンが血糖値を上げ太りやすい身体にする
コルチゾールは、ストレスを受けると副腎皮質から分泌されるストレスホルモンです。
筋肉のタンパク質をアミノ酸に分解し、肝臓でブドウ糖に合成します。
これにより、血糖値を上げてエネルギーを供給する働きがあります。
これが慢性的にストレスが続くと、コルチゾールが高いままになり、余ったエネルギーが脂肪として蓄積されやすくなってしまいます。
この様に、コルチゾールは、食べ過ぎ、間食、不健康な食事を引き起こし、筋肉を分解して基礎代謝を下げ、血糖値を上げて太りやすくするなど、ダイエットにとっては厄介なストレスホルモンです。
その為にも、ストレスを溜めないようにすることが大切ですね。
ストレスは睡眠不足や運動不足を引き起こし消費カロリーを減らす
ストレスは運動不足や睡眠不足を引き起こし、日中の活動量が減り、消費カロリーを減らす原因になります。
ストレスを感じると、自律神経のバランスが乱れて交感神経が優位になり、心身が緊張して活動に適した状態になります。しかし、裏を返せば、リラックスや休息がしにくい状態にもなってしまっているのです。
その結果、眠りが浅くなったり、日中に眠気が起こったりし、夜に十分な睡眠時間と質の良い睡眠が確保できなくなり、睡眠不足の原因になります。
また、ストレスと睡眠不足で倦怠感が増し、体を動かす気力や意欲が低下し、運動する時間が減ったり、運動によるストレス解消ができなくなったりします。
すると、無意識的に、歩く速度や距離が減ったり、階段を使わずにエレベーターを使ったり、身体を動かさずに横になる時間が増えるなど、日常生活の中での消費カロリーが減ってしまいます。
更に、睡眠不足によって、筋肉の疲労が溜まりやすくなり、筋肉の収縮力や持久力が低下し、運動やトレーニングの効率が悪くなり、消費カロリーが減ってしまうのです。
この様に、ストレスは、無意識的な活動量を減らし、消費カロリーを減らし、太りやすい状態になってしまいます。
どうすれば効果的にストレス解消してダイエット成功できるか?
ストレス解消の一番の解決策は、ストレスの根本原因を取り除く事ですが、そう簡単に出来る事ではありませんよね。できるだけ、ストレスを減らす、紛らわす、別の事に集中するなどして、心と身体をリラックスさせてあげることがとても大切です。
ストレス解消法は人によって効果が異なりますが、科学的に効果があるとされる方法をいくつか紹介しますね。
✅散歩など適度な運動をする
適度な運動はストレスホルモンの分泌を抑え、気分を高めるエンドルフィンやセロトニンの分泌を促してくれます。屋外や自然の中を散歩すると、さらにリラックス効果が高まり効果的です。
✅適度な筋トレをする
適度な筋トレは、ストレスホルモンのコルチゾールの分泌を抑え、気分を高めるセロトニンやテストステロンなどの俗にいう「幸せホルモン」が分泌されます。これらのホルモンは、精神的な幸福感や快楽をもたらし、精神を安定させ、自信をつけたりする効果があります。
また、筋トレは汗を流すことでストレスを発散させたり、自分の目標を達成する幸福感を味わえたり、運動後の食事や睡眠をより楽しんだりすることができるので、リフレッシュには最適です。
✅瞑想して呼吸を整え、心を落ち着かせる
瞑想は呼吸に意識を向けて、呼吸を整えて心を落ち着かせることで、雑念を手放し、脳を休ませてあげることができます。
これにより悩みやストレスによる不安やイライラを鎮めることができます。
また、ストレスホルモンの分泌を抑えたり、自律神経のバランスを整えたりすることができます。
瞑想にはさまざまな方法があります。
例えば、ローソクの炎を見つめる瞑想や、歩きながら自然物に感動する瞑想などがあります。自分の身体の各部分の末端から身体の中心に向かって意識を向けていくことで、緊張をほぐす瞑想の方法もあります。
✅自分の気持ちを誰かに話す
自分の悩みや感情、思いを誰かに聞いてもらえることで、ストレスを低減させることができます。これはカタルシス効果とも言われ、心の浄化作用があります。信頼できる人や専門家に相談することで、安心感や支援感を得ることができます。
✅旅行をする
旅行は、日常の悩みやストレスの原因から離れてリラックスできる機会を与えてくれます。
旅行中は、ストレスホルモンのコルチゾールの分泌が減り、気分を高めるホルモンの分泌量が増えると言われております。
また、旅行は、新しい場所や文化に触れることで、視野や価値観を広げる効果があり、悩みやストレスに対して客観的に向き合うことができ、自分自身や考え方をより良く理解するキッカケを与えてくれます。
更に、旅行は、旅行計画を立てることや旅行後の思い出を振り返ることで、幸福感を高める効果があります。旅行に行く前の予定がある時が、最もワクワクして幸せを感じますよね。それにより日常生活にハリが出て幸福感とリラックスを感じることが出来るのです。

まとめ
今回の記事では、ストレスとダイエットの関係や、ストレスがダイエットに与える悪影響、ストレスを解消する方法など、ダイエットを成功させるうえで重要なストレス解消法をご紹介しました。
これで、あなたもストレスに対する正しい対処の仕方が分かり、今までストレスが原因で失敗していたダイエットも、きっと成功するでしょう!
ストレスは体重の増加だけではなく、美容と健康にも悪影響を与えます。
適度な運動や睡眠、趣味やリラックスできる時間を積極的に作るなどして、ストレスを溜めないようにすることが大切です。