ジム帰り、俺はまた迷っていた。

ジム帰りのコンビニ。
俺は、いつものようにプロテイン売り場の前で立ち止まっていた。

筋トレは続けてる。
週3で通ってるし、食事もそれなりに気をつけてる。
でも、鏡の中の俺は、あまり変わっていない。

「俺って、やっぱりダメかも…」

そんな言葉が、心の奥でこだまする。

気になる同僚、美羽さん。
彼女が「筋肉好きかも。」って言ってたのを、俺は忘れられない。

だから、俺は頑張ってる。
でも、成果が見えないと、頑張る意味すら見失いそうになる。

目の前に並ぶプロテイン。
どれがいいのか、正直わからない。

そんな時だった。

背後から、柔らかくて、でも芯のある声が聞こえた。

「迷ってるの？筋肉も満たす置き換えプロテイン、知ってる？」

その声は、俺の背中を押した。

「迷ってるの？筋肉も満たす置き換えプロテイン、知ってる？」

背後から聞こえたその声に、俺は思わず振り返った。

白いパーカーに、ジムのロゴが入ったトートバッグ。
その人は、俺が通っているジムの受付にいた女性だった。

「あ…あの、ジムで…」

「うん、翔太くんでしょ？週3で来てるよね。フォーム、すごく丁寧だったよ。」

俺の名前を覚えてる…？ それだけで、心臓が跳ねた。

「あたしね、置き換えダイエット研究室っていうグループ会社で、設計と研究もしてるの。ジムはその系列なの。」

なるほど。
だから、プロテインにも詳しいんだ。

「ねえ、翔太くん。ナポレオンはこう言ってるの。
“勝者は決して諦めず、諦めた者は決して勝てない”って。」

「へえ～そうなんだ。 あいみさんって、物知りなんですね。 いつも元気の出る言葉をくれるけど、 ほんと、なんか勇気が湧いてきます！」

あいみは、ニコッと笑って言った。

「そう？」

俺は、変わりたいと思った。

あいみさんの横顔を、俺は思わず見つめていた。

ジムウェアの上に羽織った白いパーカー。
柔らかく揺れる髪の隙間から、ほのかに香る甘い匂い。

なんだろう、この香り。
柑橘系？それとも、ほんのりバニラ？

鼻先をくすぐるその香りに、俺の心までくすぐられていた。

「翔太くん、聞いてる？」

あいみさんが、少し首をかしげて、俺の目を覗き込む。

「えっ…あ、はいっ！」

顔が熱くなる。

「ふふ。じゃあ、ちゃんと聞いてね。ここからは本気モードだから」

あいみさんは、トートバッグから1本のプロテインを取り出した。

「筋トレ後30分以内が“ゴールデンタイム”って呼ばれてるの。 この時間に吸収のいいプロテインを摂ると、筋肉の修復と成長が効率的になるんだよ。」

「それに、満腹感が続くタイプなら、間食も防げるし、筋肉維持にも◎。 翔太くんの体質なら、ZAVASのこのタイプがぴったりかも」

俺は、あいみさんの言葉を聞きながら、 その横顔に、声に、香りに、心が揺れていた。

でも、俺は決めた。

「よし、やってみる！」

あいみさんが、少し驚いたように目を見開いて、そして笑った。

「うん。その気持ち、きっと筋肉にも届くよ」

鏡の中の俺が、少しだけ笑った。

朝、洗面所の鏡の前で、ふと立ち止まった。

「…あれ？」

いつもより、ほんの少しだけ、肩まわりがしっかりして見えた。
腕のラインも、気のせいか、少しだけ太くなった気がする。

いや、気のせいじゃない。

俺は、変わり始めてる。

あいみさんの言葉が、ふと頭をよぎる。

「翔太くんの筋肉、きっと“想い”で育つよ。」

あの時の笑顔。 あの香り。 あの距離感。

俺は、鏡の中の自分に向かって、そっと笑ってみた。

「よし、今日も、行こう。」

でも、俺はまだ不安だった。

鏡の前で、俺はまた立ち止まっていた。

「…変わってないかも」

筋トレも、プロテインも、ちゃんと続けてる。
でも、成果が見えない。

美羽さんとの距離も、あまり変わっていない気がする。

「俺って、やっぱり…」

その言葉を飲み込んだ瞬間、スマホに通知が届いた。

【あいみ：翔太くん、最近どう？ちゃんと続けてる？】

俺は、スマホを握りしめた。

「…続けてるけど、成果が出なくて」

すぐに返信が来た。

【あいみ：努力ってね、すぐに結果が出ないからこそ価値があるんだよ。】

【あいみ：ナポレオンも言ってる。“忍耐は、すべての行動の鍵”って。】

俺は、スマホの画面を見ながら、 あいみさんの声を思い出していた。

あの香り。
あの笑顔。
あの距離感。

「…俺、もう少しだけ、信じてみようかな」

そう呟いた俺の声は、少しだけ震えていた。

俺は、もう迷わない。

…俺は、あいみさんに惹かれている。

あの笑顔。
あの香り。
あの距離感。

そして、あの言葉——
「翔太くんの筋肉、きっと“想い”で育つよ。」

俺の“想い”って、何に向かってるんだろう。

美羽さん？
それとも——

スマホを見れば、あいみさんのメッセージがまだ光ってる。

俺は、そっと画面を閉じて、ポケットにしまった。

「俺は、もう迷わない」

その言葉には、 筋肉を育てる決意と、
惹かれ始めた“誰か”の影を、 そっと胸にしまう覚悟が込められていた。

でも、もし—— いつか、あいみさんが、俺の“想い”に気づいてくれたら。

その時は、もう一度、迷ってみてもいいのかもしれない。

まとめ：筋肉も満たす、俺の選択。

俺は、変わりたいと思った。

そして、変わり始めている。

筋肉も、心も。

あの日、あいみさんがくれた言葉。

「翔太くんの筋肉、きっと“想い”で育つよ。」

その“想い”は、俺の背中を押し続けている。

だから、俺は選んだ。

筋肉も満たす、置き換えプロテイン——SAVAS。

迷ってる君へ。

変わりたいと思ったその瞬間が、スタートラインだよ。

あなたの“変わりたい”は、どこから始まる？

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