コーヒーが好きな人だったら、コーヒーに含まれるクロロゲン酸に高いダイエット効果があるのは聞いたことがありますよね?
でも、クロロゲン酸とは何なのか?どんな効果があるのか?本当に痩せるのか?何に含まれているのか?などなど、知らない事も沢山あるかと思います。
そこで今回は、クロロゲン酸について詳しく調査し、どうやって摂取すればクロロゲン酸のダイエット効果やその他の嬉しい効果を最大限に活かすことが出来るのか調査しましたので、ご報告したいと思います。
これであなたも、クロロゲン酸のダイエット効果と美容効果と健康効果を知ることができ、クロロゲン酸のうれしい効果を最大限に生かすことが出来る様になります。

目次
クロロゲン酸とは何?
クロロゲン酸は、植物に広く存在するポリフェノールの一種で、桂皮酸誘導体(カフェ酸、フェルラ酸等)とキナ酸のエステル化合物の総称です。特にコーヒー豆に多く含まれていることは有名で、脂肪燃焼効果や、脂肪の蓄積を抑える効果、抗酸化作用があることが知られています。ただし、クロロゲン酸は熱に不安定であり、焙煎で容易にコーヒー酸とキナ酸に分解するため、焙煎度が高くなるほど、クロロゲン酸の含有量は低くなってしまいます。では、焙煎でどれくらい減ってしまうかは、この後、ご説明しますね。

クロロゲン酸の嬉しい効果と適切な摂取量とは?
クロロゲン酸にはどの様な効果があるのでしょうか?クロロゲン酸の脂肪燃焼によるダイエット効果は有名な話ですが、実はダイエット効果以外にも嬉しい効果が盛りだくさんです。以下、詳しく見ていきましょう。
クロロゲン酸のダイエット効果
クロロゲン酸は、脂肪や糖をエネルギーにする働きをサポートする作用があり、脂肪燃焼効果を高めてくれます。また、糖質を分解する酵素を阻害する働きがあるため、糖質の吸収を緩やかにすることにつながり、余分な脂肪の溜め込みを防いでくれます。このようにクロロゲン酸は脂肪の分解と蓄積を防ぐ効果があり、ダイエット効果が期待できます。
クロロゲン酸の美容効果
クロロゲン酸にはメラニンの生成を抑制し、シミを防ぐ効果があります。また、クロロゲン酸を含むポリフェノールには抗酸化作用があるため、体内の活性酸素を取り除き、シミやシワなどの老化を防ぎ、アンチエイジング効果を期待できます。更には、抗菌作用があるため、肌荒れやニキビなどのトラブル改善にも役立ってくれます。クロロゲン酸は美容や健康維持に役立つ成分と言えるでしょう。
クロロゲン酸の血糖値の上昇を抑え糖尿病を予防する効果
クロロゲン酸には、糖の生成を抑制する作用があり、唾液に含まれる消化酵素アミラーゼの働きを抑えて、ブドウ糖の生成を抑制し、急激な血糖値の上昇を抑え、糖尿病を予防する効果が報告されています。このように、クロロゲン酸には、糖尿病を予防する効果が期待できます。
クロロゲン酸の脂肪肝の予防効果
クロロゲン酸には、肝臓の脂肪肝を予防する効果があると言われています。クロロゲン酸は血中の中性脂肪を抑え、肝臓に脂肪が貯まるのを防ぐ効果も期待できるため、脂肪肝の改善に役立つ成分とされています。
実は、私はコーヒーが大好きで、自分で挽いたドリップコーヒーをブラックで1年間飲み続けて、人間ドックで肝臓の数値が大幅に改善しておりました。
まだまだあるクロロゲン酸の嬉しい効果
クロロゲン酸にはこの他にも、以下の様な効果が期待できると言われております。
・血行を促進してくれる効果
・むくみを解消する効果
・便秘解消
・ストレスやイライラを抑えリラックスさせる効果
・抗がん作用
ただし、クロロゲン酸の様々な効果には個人差があります。
また、クロロゲン酸には、胃液の分泌を活性化させる働きもあるため、クロロゲン酸も過剰に摂取しすぎると、胃への負担が大きくなり、胃潰瘍や胃酸過多の人は胃に負担が掛かり過ぎる可能性がりますので、クロロゲン酸を含んだサプリメントなどを併用している場合は注意が必要です。クロロゲン酸を摂取する際には、適量を守って摂取するようにしてください。
ちなみに、クロロゲン酸の適切な摂取量は、1日に約1000mg~1500mgとされております。コーヒーで言えば、100mlあたり約280mgのクロロゲン酸が含まれているので、クロロゲン酸も1日あたり3杯から4杯程度のコーヒーが適量です。

コーヒーでクロロゲン酸を摂取するお勧めの飲み方は?
クロロゲン酸は、植物に広く存在するポリフェノールの一種で、桂皮酸誘導体(カフェ酸、フェルラ酸等)とキナ酸のエステル化合物の総称です。特にコーヒー豆に多く含まれていることは有名で、脂肪燃焼効果や、脂肪の蓄積を抑える効果、抗酸化作用があることが知られています。ただし、クロロゲン酸は熱に不安定であり、焙煎で容易にコーヒー酸とキナ酸に分解するため、焙煎度が高くなるほど、クロロゲン酸の含有量は低くなってしまいます。では、焙煎でどれくらい減ってしまうかは、この後、ご説明しますね。
クロロゲン酸は、コーヒー豆に多く含まれておりますが、熱に不安定であり、焙煎で容易にコーヒー酸とキナ酸に分解されてしまいます。そのため、コーヒー豆に多く含まれるクロロゲン酸の含有量は、焙煎度が高くなるほど、低くなってしまいます。しかし、焙煎後のコーヒー豆にもクロロゲン酸は含まれているのでご安心ください。生豆と焙煎後のコーヒー豆に含まれるクロロゲン酸の含有量は以下の通りです。
コーヒー豆の焙煎の状態 | クロロゲン酸の含有量(mg/g) |
生豆 | 5.5(mg/g) |
浅煎り | 3.5(mg/g) |
中煎り | 2.8(mg/g) |
濃いめの中煎り | 2.5(mg/g) |
濃いめの焦げ目がついた中煎り | 2.3(mg/g) |
濃いめの焦げ目がついた深煎り | 1.8(mg/g) |
以上の表から、
焙煎度が高くなるほど、クロロゲン酸の含有量は低くなり、
生豆に比べて焙煎後のコーヒー豆はクロロゲン酸の含有量が半分以下になってしまう事がわかります。このことからも、コーヒーからクロロゲン酸を効果的に摂るためには、浅煎りでドリップして飲むことがお勧めです。
また、カフェインが苦手な人でも大丈夫。カフェインとクロロゲン酸は別の成分なので、カフェインレスコーヒーでもクロロゲン酸は摂取することが出来ます。カフェインレスコーヒーにはカフェインが含まれていないため、カフェインを避けたい人にもおすすめですね。
クロロゲン酸が多く含まれる食品や飲み物とは?
クロロゲン酸が多く含まれる食品としては、コーヒー豆以外にも、シナモン、緑茶、オレガノ、プルーン、ブラックベリー、ブルーベリー、クランベリー、りんご、プラム、梨、パセリ、桃、ニンニク、などが挙げられます。以下の表に、1gあたりに含まれるクロロゲン酸の含有量を一覧にしました。上記のコーヒー豆のクロロゲン酸の含有量と比べても、圧倒的にコーヒー豆の方が含有量が多いことが一目瞭然でわかりますね。ただし、クロロゲン酸は熱に弱いため、加熱調理すると減少してしまうことがあります。
食材の種類 | クロロゲン酸の含有量(mg/g) |
シナモン | 1.5(mg/g) |
緑茶 | 0.3(mg/g) |
オレガノ | 0.2(mg/g) |
プルーン | 0.08(mg/g) |
ブラックベリー | 0.07(mg/g) |
ブルーベリー | 0.07(mg/g) |
クランベリー | 0.06(mg/g) |
りんご | 0.05(mg/g) |
プラム | 0.05(mg/g) |
梨 | 0.03(mg/g) |
パセリ | 0.02(mg/g) |
桃 | 0.01(mg/g) |
ニンニク | 0.01(mg/g) |
タンポポコーヒーにもクロロゲン酸は含まれているの?
たんぽぽコーヒーとは、たんぽぽの根を焙煎して作る飲み物のことです。コーヒーと名はついていますが、原料にコーヒー豆は含まれません。たんぽぽ茶とも呼ばれています。
たんぽぽコーヒーは、カフェインレスのため、カフェインを避けたい方や、妊娠中や授乳中の方にもおすすめです。たんぽぽコーヒーにもクロロゲン酸は含まれています。
また、たんぽぽにはさまざまな栄養素が含まれているため、美容や健康のサポート役としてもおすすめといえるでしょう。
食品の種類 | クロロゲン酸の含有量(mg/g) |
たんぽぽコーヒー | 1.3(mg/g) |
まとめ
今回はクロロゲン酸に関して、ダイエット効果や美容効果や健康効果など、色々な嬉しい効果を詳しくご説明すると共に、どうすれば効率的にクロロゲン酸を摂取できるのかをご説明させていただきました。これであなたもクロロゲン酸を上手に摂取し、クロロゲン酸の嬉しい効果を最大限に生かすことが出来る様になったのではないでしょうか。
クロロゲン酸の効果は、人によって個人差もありますし、過剰摂取で胃への負担は注意が必要ですので適量を守って摂取してください。それにしても、クロロゲン酸のダイエットと美容と健康への効果は期待できますので、上手に摂取して、理想的で健康的な体つくりにお役立てください。