コーヒーが大好きな人は、まるでコーヒー中毒かのように毎日飲む人が多いですよね。かくいう私もコーヒーが大好きで、最低でも一日一回は必ずコーヒーを飲んでいます。
そんなコーヒーに、実は物凄いダイエット効果があるとしたら、コーヒーフリークには嬉しい情報ですよね。逆に、コーヒーを毎日飲んでいるのに太っているとしたら、何が原因か知りたいですよね?
今回は、コーヒーに含まれるカフェインとクロロゲン酸の物凄いダイエット効果に関してご紹介したいと思います。

目次
ブラックコーヒーのカフェインとクロロゲン酸の脂肪燃焼効果が凄い!
コーヒーにはダイエットに効果的な成分が含まれており、特にブラックコーヒーにおいてはその含有量が多く含まれております。その中でも代表的なダイエットに有効な成分がカフェインとクロロゲン酸です。
カフェインは基礎代謝量を上げてくれるので脂肪燃焼作用が期待できます。また、クロロゲン酸には脂肪の消費を促す効果があるとされており、ダイエットの効果が期待できます。
また、ブラックコーヒーは、炭酸飲料やジュース、アルコール飲料などと比べると、カロリーが低い飲み物なので、ダイエットでカロリーが気になる人にはお勧めの飲み物です。
ブラックコーヒーの栄養成分表示には0kcaと表示されている事が多いですが、実際には100mlあたり約4kcalの摂取カロリーが含まれています。ただ、日本食品標準成分表では「100mlで5kcal以下のものは0kcalと表示していい」とされているので、ブラックコーヒーにはカロリーが殆ど含まれていないとみなされ、0kcal表示となっています。
このように、ブラックコーヒーは、カロリーが低い飲み物ですが、砂糖やミルクを加えるとカロリーが増えますので、飲み過ぎには注意が必要です。

カフェインとはどんな成分でどんな効果があるのか?
カフェインは、コーヒー豆、茶葉、カカオ豆などの植物に含まれる苦みを持った天然成分の一種です。カフェインには、適切な量を摂取することで、基礎代謝量を上げる効果があるり、脂肪燃焼作用を促進し、ダイエット効果が期待できます。
ちなみに、カフェインの適切な摂取量とは、健康な成人であれば1日に400mg以下とされ、コーヒーであれば、1日に3~4杯程度までが目安とされています。
カフェインには、その他にも以下のような効果が期待されています。
<メリット>
・眠気を覚ます効果
・集中力を高め学習能力を高める効果
・運動能力を向上させる効果
・筋肉や神経を刺激して興奮状態にさせ、疲労感を軽減させる効果
・むくみを予防する効果
・頭痛を軽減する効果
・脂肪の代謝を促進させるダイエット効果
ただし、カフェインの過剰摂取により、以下の様なデメリットがあるため注意が必要です。
<デメリット>
・睡眠障害(覚醒して眠れなくなる)
・不安感・イライラ感
・頭痛
・胃腸の不調
・心臓の動悸
カフェインを摂取する際には、上述した通り、適切な摂取量を守り、過剰摂取には注意しましょう。また、就寝前にカフェインを摂取することは避け、十分な睡眠をとるようにしましょう。胃腸が弱い人は、適量を守って飲むようにし、妊娠中や授乳中の方は、カフェインの摂取量に注意してください。

クロロゲン酸とはどんな成分でどんな効果があるのか?
クロロゲン酸は、ポリフェノールの一種で、主にコーヒー豆やじゃがいも等に含まれる成分です。クロロゲン酸には、血糖値の上昇を緩やかにして脂肪の蓄積を抑え、脂肪の分解吸収を抑えて脂肪燃焼を高め、ダイエット効果が期待できます。
クロロゲン酸の適切な摂取量は、1日に約1000~1500mgとされており、コーヒーには100mlあたり約280mgのクロロゲン酸が含まれているので、カフェイン同様、クロロゲン酸も1日あたり3~4杯程度のコーヒーが適量です。
クロロゲン酸にはこの他にも、以下の様なメリットが期待できます。
<メリット>
・血行を促進してくれる効果
・むくみうを解消する効果
・抗酸化作用によるアンチエイジング効果
・美肌効果
・便秘解消
・老化予防の効果
・ストレスやイライラを抑えリラックスさせる効果
・抗がん作用
・中性脂肪の蓄積による脂肪肝を予防する効果
・脂肪の分解吸収を抑える効果
ただし、クロロゲン酸も過剰摂取により、以下のようなデメリットもあるので注意が必要です。
<デメリット>
・胃へ負担がかかる可能性
・糖尿病持ちの方は要注意
以上の様に、クロロゲン酸にはダイエットや美容と健康に役立つ成分が多く含まれる事が分かりましたが、適切な量を摂取することが大切です。
どんなコーヒーがダイエットに一番最適なのか?
では、どんなコーヒーがダイエットに一番最適なのでしょうか?
勿論、ダイエットに最も効果的なコーヒーはブラックコーヒーです。砂糖やミルクを加えるとカロリーが増えてしまうため、ダイエット効果が薄れてしまいます。そのため、ダイエットで痩せたいのであれば、ブラックコーヒーを飲むことをお勧めします。
コーヒー牛乳やカフェオレやカプチーノやカフェモカなど、甘くて美味しくて素敵な休憩時間を過ごすには最適な飲み物ですが、ダイエットの観点でいえば、たまに飲むには良いですが、毎日習慣的に飲むのはお勧めできません。勘違いしがちなのが、お店やスーパーなどで販売されている微糖コーヒーです。微糖コーヒーといえば、コーヒーの苦みと酸味の中にほのかな甘味が効いた美味しいコーヒーですが、市販の微糖コーヒーのカロリーは、商品によって異なりまが、一般的には、100mlあたり10〜20kcal程度とされています。前述の通り、ブラックコーヒーが100mlあたり4kcalなので、微糖コーヒーにはブラックコーヒーとは比べ物にならないほど高いカロリーが含まれていることになります。ダイエットするのであれば、微糖だからと言って常飲するのは止めた方が無難です。
特にブラックコーヒーでもダイエット効果を更に高めたいのであれば、クロロゲン酸やカフェインを多く含むドリップコーヒーを飲むと良いでしょう。ドリップコーヒーを淹れるには、以下のポイントに注意してください。
✅浅煎りの豆を使用しましょう。
焙煎度合いが浅いほど、クロロゲン酸の含有量が高くなります。
✅ペーパードリップで淹れましょう。
ドリップ式で淹れると、クロロゲン酸の含有量が多くなります。
✅90~95℃の熱めのお湯で淹れましょう。
熱めのお湯で丁寧にペーパードリップすることが効果的に抽出するポイントです。
以上の方法で、クロロゲン酸やカフェインを多く含むコーヒーを淹れることができます。ただし、コーヒーは適量を守って飲むようにしましょう。

ダイエットに最適なダイエットコーヒーもある!
普段から日常的に炭酸飲料やジュース、アルコール飲料などカロリーの高い飲み物を飲んでいる人が、カロリーの低いコーヒーに置き換えることで、摂取カロリーを抑え、ダイエットの効果を期待することができます。しかし、普段からカロリーに気を付けて、お茶や水など、カロリーの低い飲み物を常に飲んでいる人にとっては、ブラックコーヒーに置き換えただけでは、ダイエット効果を感じにくいかもしれません。
そこで近年注目を浴びているのが、様々な栄養素を含んだダイエットコーヒーです。 ダイエットコーヒーには、カフェイン以外にも、糖質や脂質の吸収を抑える効果があるクロロゲン酸や、脂肪燃焼を促進するL-カルニチンなどが含まれています。ただし、ダイエットコーヒーだからといって飲みすぎに注意してください。また、ダイエット効果を期待する場合は、運動や食事制限と併用することが大切です。
まとめ
今回の記事では、コーヒーの中でのブラックコーヒーのダイエット効果についてご説明しました。
ブラックコーヒーダイエットは、適切な量を摂取することで、カフェインやクロロゲン酸を多く含むため、脂肪燃焼によるダイエット効果や、美容や健康面での様々な効果を期待できますが、過剰摂取による健康面への悪影響もありますので、カフェインに弱い人や胃腸が弱い人は適量を守って飲むようにしましょう。また、妊娠中や授乳中の方は、カフェインの摂取量に注意してください。睡眠前にブラックコーヒーを飲むと眠れなくなるので控えた方がいいですね。
このように、カロリーの高いジュースや炭酸飲料やお酒をブラックコーヒーに置き換えてカロリー制限をし、カフェインとクロロゲン酸の脂肪燃焼の働きでダイエット効果を期待することはできますが、コーヒーを飲むだけで体重が減るとは断言することは難しく、やはりダイエットの基本は、無理のない摂取カロリーの調整と、適度な運動の継続が重要なのはいうまでもありません。