ブラックコーヒーを1年間飲み続け脂肪肝が劇的に改善した話

ブラックコーヒーを1年間飲み続け脂肪肝が劇的に改善した話

 健康診断や人間ドックで肝臓の数値を注意されたり、脂肪肝だと指摘されていませんか?

実は、健康診断を受ける人の2割から3割の人が脂肪肝だといわれています。

脂肪肝は、食生活の乱れや運動不足による肥満やメタボリックシンドロームなどが原因と言われており、今では現代病の一つとなっています。

脂肪肝は症状が出ることは殆どありませんが、進行すると肝炎や肝硬変、肝がんなどの、とても恐ろしい病気を発症することがあるので、健康診断や人間ドックで脂肪肝と言われたのなら、早めに治療しなければなりません。

 私も30代の時から人間ドックで脂肪肝を指摘され、それから今に至る40代まで、人間ドックの肝機能の数値もずっと最悪のE判定で、実に10年以上も脂肪肝を注意され続けてきました。対策として食生活を見直し、定期的に運動して、体重も3kgの減量に成功し、肝臓の数値も少しは良くなりましたが、依然として肝機能の数値は高いままで、頑張ってもなかなか脂肪肝が改善することはありませんでした。

A判定:異常なし。

B判定:僅かに異常を認めますが、日常生活に差支えありません。

C判定:生活改善をして経過を見てください。

D判定:医療機関を受診してください。

E判定:精密検査(二次検査)を必要とします。

F判定:現在治療中。

 しかし、脂肪肝で10年以上も悩んできたのに、たった1年、あることを続けただけで、肝機能の数値が大幅に劇的に改善しました!

 そのあることとは、毎日、ある方法でブラックコーヒーを飲むことです。

 10年以上も人間ドックの肝機能の数値がずっと最低のE判定だったのに、たった1年間ある方法でブラックコーヒーを飲み続けただけで最高のA判定になったのです。このあと、脂肪肝が改善した証拠として、実際の人間ドックの検査結果の写真も貼っておきます。

 もちろん、個人差はあります。全ての人に当てはまる訳ではありません。しかし、実際に10年以上もの間、脂肪肝で悩んでいた私が、実際にたった1年間で劇的に肝機能の数値が改善したので、同じような悩みを持つ人も、この方法でブラックコーヒーを飲むことで改善出来るのではないかと思い、今回、脂肪肝が劇的に改善したブラックコーヒーの飲み方を詳しくご紹介させて頂こうと思います。とても簡単な方法です。

 もし、脂肪肝で悩んでいる人がおられましたら、ご参考にしていただけると幸いです。

ブラックコーヒーを1年間飲み続け脂肪肝が劇的に改善した話

脂肪肝とは

脂肪肝に関して、詳しく調べてみました。

そもそも脂肪肝とは何なのでしょうか?

 脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪が多く蓄積する状態を指します。具体的には、肝臓の重量に対して5%以上の中性脂肪が蓄積した場合、もしくは肝細胞の30%以上に脂肪が蓄積した場合に脂肪肝と診断されます。

 脂肪肝には、主に2種類あり、大量のアルコールを習慣的に長期間飲酒したときになるアルコール性脂肪肝と、肥満やメタボリックシンドロームなどが原因でなる非アルコール性脂肪性肝疾患があります。

 脂肪肝は無症状のまま経過することが多く、健康診断や人間ドックなどで初めて指摘される人が殆どです。これを放置すると、肝炎から肝硬変、肝がんなど、とても恐ろしい病気に進行する可能性があるため、十分な予防と、なった場合は早めの治療が必要です。脂肪肝は乱れた生活習慣が原因で発症することが多いため、肝臓の健康を保つためには適切な食事や運動と、体重管理がとても重要です。

どんな人が脂肪肝になるの?

 脂肪肝になりやすい人には以下の様な特徴があります。

✅お酒を習慣的にたくさん飲んでいる人

✅野菜を食べず、肉や揚げ物など脂っこい食事ばかり食べる習慣がある人

✅甘い物を毎日、習慣的に食べている人

✅いつも満腹まで食べて摂取カロリーが多すぎる人

✅食べるスピードが早く、つい食べ過ぎてしまう人

✅運動する習慣の無い人

いずれの場合も生活習慣が乱れており、お酒の飲みすぎ、食事の食べ過ぎで、肥満だったりメタボな人が脂肪肝になりやすい傾向があります。

また、食事を抜いたり、ストレスが貯まっている人も、体が飢餓状態と判断し、体が脂肪を蓄えるモードになり、それが脂肪肝の原因になることもあります。

脂肪肝はどうやって発見できるの?

 脂肪肝には症状が無く、ほとんどの場合が無自覚のままに進行していきます。

 そのため、脂肪肝を早期に発見するためには、定期的な健康診断や人間ドックを受ける以外に方法がありません。そこで、定期的に健康診断や人間ドックを受け、血液検査や超音波検査(エコー検査)、腹部CTスキャンなどで検査をしてもらい、定期的に肝臓の健康をチェックすることが重要です。 

脂肪肝はどうすれば治るの?

 脂肪肝に自覚症状はなく無症状のまま経過し、放置すると肝炎から肝硬変、肝がんなど、とても恐ろしい病気へと進行する可能性があります。そのため、脂肪肝を改善するためには、日々の生活習慣の改善がとても大切です。

✅肥満は脂肪肝の原因の一つなので、ダイエットし適切な体重を維持しましょう。

✅適切な栄養バランスと、飽和脂肪酸を避け、不飽和脂肪酸を摂取するバランスの良い食事を心掛けましょう。

✅有酸素運動を取り入れて体脂肪を減らしましょう。

✅アルコール性脂肪肝の場合、アルコールを控えましょう。

✅薬物療法で、お医者さんの指示に従い薬の治療を受けましょう。

脂肪肝とは

実際にコーヒーで脂肪肝が劇的に改善した話

 私が35歳から10年以上も悩まされた脂肪肝が、たった1年間、ある方法でブラックコーヒーを飲み続けただけで、肝機能の数値が劇的に改善し、脂肪肝が治ったお話を具体的にしたいと思います。

 私は35歳から始まる人間ドックから、もう10年以上も脂肪肝だと診断されてきました。肝機能の数値であるAST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPは、毎年、基準値を超えており、「要治療・要精密検査」の手紙を貰っておりました。以下、3年前の2021年の人間ドックの肝機能の検査結果です

肝機能
検査項目基準値(単位)2021年10月
総ビリルビン0.40~1.50(mg/dl)0.88
AST(GOT)30以下(U/l)49
ALT(GPT)30以下(U/l)94
γ-GTP50以下(U/l)74
判定E

 当初、脂肪肝は肥満やメタボリックシンドロームが原因だと言われたので「痩せれば治るんでしょ」という軽い気持ちで、それほど危機感は感じることなく、精密検査も受けずに10年近く放置しておりました。

 しかし、十数年経ったある年、会社の産業医に呼び出され、脂肪肝は無症状のまま肝炎・肝硬変・肝がんになりうる恐ろしい病気であると滾々と説明され、脂肪肝改善の決意をしました。

 最初は5㎞のランニングを週2回で頑張りました。そこから徐々にランニング距離をのばし、8㎞のランニングを週2回、1年間継続しました。最後はだいたい1㎞を7分くらいで走れる様になっていました。

 しかし、その年(2022年)の人間ドックでは、体重は3kg減り、肝機能の数値も以下の通り僅かに改善したものの、まだまだ基準値より遥かに高い数値があり、相変わらず最低のE判定のままでした。脂肪肝は治っておらず、本当にガッカリしました。

肝機能
検査項目基準値(単位)2022年10月2021年10月
総ビリルビン0.40~1.50(mg/dl)1.200.88
AST(GOT)30以下(U/l)3949
ALT(GPT)30以下(U/l)6394
γ-GTP50以下(U/l)4374
判定EE

医師からの脂肪肝を改善するためのアドバイス

 人間ドックの医師との面談の中で、とにかく食事制限を頑張るようにアドバイスをもらいました。

✅毎日食べている間食などのおやつは控えること。

✅ご飯やパンなどの炭水化物を控えること。

✅栄養バランスの良いおかずをメインに、食物繊維を多く摂ること。

✅脂肪肝の人は、鶏卵や魚卵はコレステロールが多く含まれているため、過剰摂取は避けること。

✅毎日飲んでるコーヒーは砂糖とミルクは抜きにして、ブラックで飲むこと。

ブラックコーヒーと筋トレで1年間頑張った

 更に1年間、生活習慣の改善を頑張りました。

 まず、運動習慣の方は、正直、ランニングはしんどいので、ランニングの代わりに駅前にできたチョコザップに週1〜2回通うことにしました。

 そして、食事習慣は、コーヒー中毒のように大好きだったコーヒーは、砂糖とミルク抜きのブラックで、毎日飲むようになりました。ただコーヒーは大好きで、前々から自分でコーヒー豆を挽いてドリップしてブラックでコーヒーを飲むことには興味が有ったので、コーヒーセット一式を購入し、自分で淹れてブラックコーヒーを飲むようになりました。

 食事制限は正直、それほど努力はしませんでした。もともと野菜は食べる方だったので、ご飯の前に、先に野菜を食べるように、食べる順番を工夫した程度です。食べる順番を変えると血糖値の上昇を抑え脂肪が付きにくくする働きがあると聞いたので。食事制限で取り組んだのはこれくらいです。

人間ドックで肝機能の数値が劇的に改善し脂肪肝が治りました!

 そして迎えた今年(2023年)の人間ドック。肝機能の数値は以下の通り見事に劇的に改善しました。

肝機能
検査項目基準値(単位)2023年10月2022年10月2021年10月
総ビリルビン0.40~1.50(mg/dl)0.751.200.88
AST(GOT)30以下(U/l)263949
ALT(GPT)30以下(U/l)306394
γ-GTP50以下(U/l)304374
判定AEE

判定も最低だったE判定から最高のA判定にかわりました。肝臓のエコー写真でまだ少しだけ肝臓に脂肪が付いているようですが、これくらいならもう脂肪肝は治っていると言われました。10年間もの間、脂肪肝だった私が、この1年で脂肪肝が治ったのです!

しかし、運動量を減らしたので、体重は3kg増えてしまい、ウエストも89cmで相変わらずメタボのままでした。

 結果、肝機能の数値は劇的に改善し、脂肪肝が治って良かったのですが、何が良かったのか考えてみました。正直なところ、間食もしていましたし、食事制限は今までと何も変わっていません。また、運動もランニングを止めて筋トレにしたので、有酸素運動量は大幅に減っています。正直、走っていたころよりは少し太った感じです。

 しかし、なぜここまで肝機能の数値が劇的に改善し、脂肪肝が治ったのか、それはある方法でブラックコーヒーを毎日欠かさず飲むようになったからだと考えています。

人間ドックで肝機能の数値が劇的に改善し脂肪肝が治りました!

脂肪肝が改善したコーヒーの栄養成分と効果

 コーヒーに含まれるクロロゲン酸とカフェインが、脂肪肝の改善に効果的だと言われています。

クロロゲン酸

 コーヒーにはポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が含まれています。

このクロロゲン酸は、強力な抗酸化作用を持ち、体内の活性酸素を中和し、肝臓を酸化ストレスから保護する働きがあります。

 また、クロロゲン酸は肝臓の機能をサポートし、肝臓の炎症を軽減し、肝細胞の損傷を防ぐ効果があると言われています。

 更に、高血糖は脂肪肝のリスク因子の一つですが、クロロゲン酸は血糖値を下げる効果があるので、脂肪肝になるリスクを下げてくれます。

 このように、コーヒーに含まれるクロロゲン酸には、総じて脂肪肝を予防・改善する働きがあると注目されています。

カフェイン

 コーヒーに含まれるカフェインは、肝細胞内の脂質に働きかけて新陳代謝を促し、肝臓の脂肪を減少させる働きがあります。

 また、カフェインは脂肪を分解する酵素の働きを活性化させ、肝臓の脂肪の分解を促進し、肝臓の脂肪を減少させる働きがあります。

 このように、コーヒーに含まれるカフェインには、総じて肝臓に蓄積した脂肪の分解に寄与し。脂肪肝の改善に役立つ成分と言われております。

コーヒーの効果は他にも沢山

コーヒーには、肝臓細胞を保護し、肝臓疾患を予防する効果がありますが、実は他にもさまざまな健康へのメリットがあります。

<コーヒーのメリット>

✅コーヒーに含まれるカフェインやクロロゲン酸が体の脂肪を分解し、ダイエットに役立ちます。

✅コーヒーには多くの抗酸化物質が含まれ、老化やガンの予防に役立ちます。

✅コーヒーにはアルコール摂取後の二日酔いを和らげる効果があります。

✅コーヒーの香りはリラックス効果を促します。

一方で、コーヒーを過剰摂取すると、睡眠の質を下げたり、胃に負担を掛けたり、口臭が臭くなるなどのデメリットもありますので、適量のコーヒーを飲むように心掛けましょう。

コーヒーと運動は実は相性が良い

 コーヒーと運動は実は相性がとても良く、コーヒーに含まれるカフェインは中枢神経を刺激し覚醒作用が働くので、運動前に飲むことで、集中力も高まり、疲労を感じにくくなり、長時間の運動に取り組みやすくなります。また、カフェインは脂肪細胞の働きを活性化させ、脂肪燃焼を促進します。交感神経を刺激して脂肪分解を助け、血流を改善する効果もあります。さらに、カフェインはエネルギー消費量を高め、運動前にコーヒーを摂取することで、脂肪を効率よく燃焼させる効果が期待できます。

脂肪肝が改善したコーヒーの栄養成分と効果

脂肪肝が劇的に改善したコーヒーの飲み方と注意点

私が実践し、脂肪肝が劇的に改善したコーヒーの飲み方をご紹介します。

コーヒーはブラックで飲む

 コーヒーはブラックで飲むようにしましょう。なぜなら、砂糖とミルクを入れることで、カロリーが3~5倍に跳ね上がります。カロリー過多は脂肪肝の悪化に繋がります。
 また、砂糖の糖質やミルクの脂質も過剰摂取は脂肪肝の原因になりますので、脂肪肝が気になる人であれば、砂糖とミルクはコーヒーに入れない方が良いです。

浅煎りの豆を使う

 コーヒーに含まれるクロロゲン酸は、熱に不安定であり、焙煎で容易にコーヒー酸とキナ酸に分解されてしまいます。そのため、コーヒー豆に多く含まれるクロロゲン酸の含有量は、焙煎度が高くなるほど、低くなってしまいます。コーヒーからクロロゲン酸を効果的に摂るためには、浅煎りでドリップして飲むことがお勧めです。

自分で豆を挽いて、ドリップして飲む

 自分で豆を挽いて、ドリップして飲むことで、クロロゲン酸を最大限に摂取することが出来ます。

 なぜなら、鮮度の高いコーヒー豆ほどクロロゲン酸が多く含まれており、空気に触れることで酸化し、クロロゲン酸が徐々に減少してしまいます。その為、自分でコーヒー豆を挽いてドリップして淹れることで、コーヒーの鮮度を保ち、酸化を最小限に抑え、クロロゲン酸を効率的に摂取することが出来るのです。

 また、市販のコーヒーは、事前に豆を挽いているため、鮮度や抽出効率が低くなることがありますが、自分で豆を挽いてドリップすることで、クロロゲン酸を直接的に抽出でき、最大濃度で摂取できすることが出来るのです。

 なので、クロロゲン酸を最大限に摂取するためには、自分で浅煎りのコーヒー豆を買い、自分で挽いてドリップして淹れるのがお勧めです。

 ちなみに、以下の写真は私のコーヒーセット一式です。
 コーヒー豆の種類や、挽き方や、淹れ方で、コーヒーの味が全然違うので、コーヒーは奥が深く、本当に美味しく、すごく楽しいです。最初は脂肪肝対策で、自分でコーヒー豆を挽いて飲もうと始めましたが、今となっては本当に素晴らしい趣味に出会えたと思っております。もう、自分のブラックコーヒーは、スタバのコーヒーより美味しく安く作ることができるのが自慢です。

私のコーヒーセット一式

✅コーヒーミル
 微粉が出るとコーヒーに雑味が出るので、コーヒーの粉が均一になるように手挽きがお勧めです。私の愛用はTime more C3 です。

✅温度計付きコーヒードリップケトル
 ハンドドリップでコーヒーを淹れる場合、90℃~95℃が適切です。

✅コーヒースケール
 自分で好みのコーヒーの味を追求するには、時間を計りながらコーヒードリップ量を0.1g単位で計測できるコーヒースケールがお勧めです。

まとめ

 今回は私がブラックコーヒーを1年間飲み続けて脂肪肝が劇的に改善した話を紹介しました。脂肪肝は自覚症状が無いまま進行が進み、気が付いたら肝炎・肝硬変・肝がんなどの恐ろしい病気になってしまう可能性があります。定期的に健康診断や人間ドックで肝臓の健康状態をチェックし、脂肪肝と診断されたら早めに治療をしたほうが良いです。

 そして、脂肪肝でまだ試していないなら是非、習慣的にブラックコーヒーを飲むことを試して頂きたいです。私はこれで肝機能の数値が劇的に改善し、脂肪肝が改善しました。人間ドックの判定も最低のE判定から、最高のA判定になりました。

 当然、個人差はあると思いますが、試して見る価値はあるかと思います。

 美味しいコーヒーで健康になりたいなら、こちらお勧めの手動コーヒーミルです。

ダイエット効果の高いクロロゲン酸が多く含まれる食材は何?

ダイエット効果の高いクロロゲン酸が多く含まれる食材は何?

 コーヒーが好きな人だったら、コーヒーに含まれるクロロゲン酸に高いダイエット効果があるのは聞いたことがありますよね?

 でも、クロロゲン酸とは何なのか?どんな効果があるのか?本当に痩せるのか?何に含まれているのか?などなど、知らない事も沢山あるかと思います。

 そこで今回は、クロロゲン酸について詳しく調査し、どうやって摂取すればクロロゲン酸のダイエット効果やその他の嬉しい効果を最大限に活かすことが出来るのか調査しましたので、ご報告したいと思います。

 これであなたも、クロロゲン酸のダイエット効果と美容効果と健康効果を知ることができ、クロロゲン酸のうれしい効果を最大限に生かすことが出来る様になります。

ダイエット効果の高いクロロゲン酸が多く含まれる食材は何?

クロロゲン酸とは何?

 クロロゲン酸は、植物に広く存在するポリフェノールの一種で、桂皮酸誘導体(カフェ酸、フェルラ酸等)とキナ酸のエステル化合物の総称です。特にコーヒー豆に多く含まれていることは有名で、脂肪燃焼効果や、脂肪の蓄積を抑える効果、抗酸化作用があることが知られています。ただし、クロロゲン酸は熱に不安定であり、焙煎で容易にコーヒー酸とキナ酸に分解するため、焙煎度が高くなるほど、クロロゲン酸の含有量は低くなってしまいます。では、焙煎でどれくらい減ってしまうかは、この後、ご説明しますね。

クロロゲン酸とは何?

クロロゲン酸の嬉しい効果と適切な摂取量とは?

 クロロゲン酸にはどの様な効果があるのでしょうか?クロロゲン酸の脂肪燃焼によるダイエット効果は有名な話ですが、実はダイエット効果以外にも嬉しい効果が盛りだくさんです。以下、詳しく見ていきましょう。

クロロゲン酸のダイエット効果

 クロロゲン酸は、脂肪や糖をエネルギーにする働きをサポートする作用があり、脂肪燃焼効果を高めてくれます。また、糖質を分解する酵素を阻害する働きがあるため、糖質の吸収を緩やかにすることにつながり、余分な脂肪の溜め込みを防いでくれます。このようにクロロゲン酸は脂肪の分解と蓄積を防ぐ効果があり、ダイエット効果が期待できます。

クロロゲン酸の美容効果

  クロロゲン酸にはメラニンの生成を抑制し、シミを防ぐ効果があります。また、クロロゲン酸を含むポリフェノールには抗酸化作用があるため、体内の活性酸素を取り除き、シミやシワなどの老化を防ぎ、アンチエイジング効果を期待できます。更には、抗菌作用があるため、肌荒れやニキビなどのトラブル改善にも役立ってくれます。クロロゲン酸は美容や健康維持に役立つ成分と言えるでしょう。

クロロゲン酸の血糖値の上昇を抑え糖尿病を予防する効果

 クロロゲン酸には、糖の生成を抑制する作用があり、唾液に含まれる消化酵素アミラーゼの働きを抑えて、ブドウ糖の生成を抑制し、急激な血糖値の上昇を抑え、糖尿病を予防する効果が報告されています。このように、クロロゲン酸には、糖尿病を予防する効果が期待できます。

クロロゲン酸の脂肪肝の予防効果 

 クロロゲン酸には、肝臓の脂肪肝を予防する効果があると言われています。クロロゲン酸は血中の中性脂肪を抑え、肝臓に脂肪が貯まるのを防ぐ効果も期待できるため、脂肪肝の改善に役立つ成分とされています。

 実は、私はコーヒーが大好きで、自分で挽いたドリップコーヒーをブラックで1年間飲み続けて、人間ドックで肝臓の数値が大幅に改善しておりました。

まだまだあるクロロゲン酸の嬉しい効果

 クロロゲン酸にはこの他にも、以下の様な効果が期待できると言われております。

・血行を促進してくれる効果

・むくみを解消する効果

・便秘解消

・ストレスやイライラを抑えリラックスさせる効果

・抗がん作用

ただし、クロロゲン酸の様々な効果には個人差があります。

また、クロロゲン酸には、胃液の分泌を活性化させる働きもあるため、クロロゲン酸も過剰に摂取しすぎると、胃への負担が大きくなり、胃潰瘍や胃酸過多の人は胃に負担が掛かり過ぎる可能性がりますので、クロロゲン酸を含んだサプリメントなどを併用している場合は注意が必要です。クロロゲン酸を摂取する際には、適量を守って摂取するようにしてください。

ちなみに、クロロゲン酸の適切な摂取量は、1日に約1000mg~1500mgとされております。コーヒーで言えば、100mlあたり約280mgのクロロゲン酸が含まれているので、クロロゲン酸も1日あたり3杯から4杯程度のコーヒーが適量です。

クロロゲン酸の嬉しい効果と適切な摂取量とは?

コーヒーでクロロゲン酸を摂取するお勧めの飲み方は?

 クロロゲン酸は、植物に広く存在するポリフェノールの一種で、桂皮酸誘導体(カフェ酸、フェルラ酸等)とキナ酸のエステル化合物の総称です。特にコーヒー豆に多く含まれていることは有名で、脂肪燃焼効果や、脂肪の蓄積を抑える効果、抗酸化作用があることが知られています。ただし、クロロゲン酸は熱に不安定であり、焙煎で容易にコーヒー酸とキナ酸に分解するため、焙煎度が高くなるほど、クロロゲン酸の含有量は低くなってしまいます。では、焙煎でどれくらい減ってしまうかは、この後、ご説明しますね。

 クロロゲン酸は、コーヒー豆に多く含まれておりますが、熱に不安定であり、焙煎で容易にコーヒー酸とキナ酸に分解されてしまいます。そのため、コーヒー豆に多く含まれるクロロゲン酸の含有量は、焙煎度が高くなるほど、低くなってしまいます。しかし、焙煎後のコーヒー豆にもクロロゲン酸は含まれているのでご安心ください。生豆と焙煎後のコーヒー豆に含まれるクロロゲン酸の含有量は以下の通りです。

コーヒー豆の焙煎の状態クロロゲン酸の含有量(mg/g)
生豆5.5(mg/g)
浅煎り3.5(mg/g)
中煎り2.8(mg/g)
濃いめの中煎り2.5(mg/g)
濃いめの焦げ目がついた中煎り2.3(mg/g)
濃いめの焦げ目がついた深煎り1.8(mg/g)

以上の表から、

焙煎度が高くなるほど、クロロゲン酸の含有量は低くなり、

生豆に比べて焙煎後のコーヒー豆はクロロゲン酸の含有量が半分以下になってしまう事がわかります。このことからも、コーヒーからクロロゲン酸を効果的に摂るためには、浅煎りでドリップして飲むことがお勧めです。

 また、カフェインが苦手な人でも大丈夫。カフェインとクロロゲン酸は別の成分なので、カフェインレスコーヒーでもクロロゲン酸は摂取することが出来ます。カフェインレスコーヒーにはカフェインが含まれていないため、カフェインを避けたい人にもおすすめですね。

クロロゲン酸が多く含まれる食品や飲み物とは?

 クロロゲン酸が多く含まれる食品としては、コーヒー豆以外にも、シナモン、緑茶、オレガノ、プルーン、ブラックベリー、ブルーベリー、クランベリー、りんご、プラム、梨、パセリ、桃、ニンニク、などが挙げられます。以下の表に、1gあたりに含まれるクロロゲン酸の含有量を一覧にしました。上記のコーヒー豆のクロロゲン酸の含有量と比べても、圧倒的にコーヒー豆の方が含有量が多いことが一目瞭然でわかりますね。ただし、クロロゲン酸は熱に弱いため、加熱調理すると減少してしまうことがあります。

食材の種類クロロゲン酸の含有量(mg/g)
シナモン 1.5(mg/g)
緑茶 0.3(mg/g)
オレガノ 0.2(mg/g)
プルーン 0.08(mg/g)
ブラックベリー 0.07(mg/g)
ブルーベリー0.07(mg/g)
クランベリー0.06(mg/g)
りんご0.05(mg/g)
プラム 0.05(mg/g)
0.03(mg/g)
パセリ 0.02(mg/g)
0.01(mg/g)
ニンニク 0.01(mg/g)

タンポポコーヒーにもクロロゲン酸は含まれているの?

 たんぽぽコーヒーとは、たんぽぽの根を焙煎して作る飲み物のことです。コーヒーと名はついていますが、原料にコーヒー豆は含まれません。たんぽぽ茶とも呼ばれています。

 たんぽぽコーヒーは、カフェインレスのため、カフェインを避けたい方や、妊娠中や授乳中の方にもおすすめです。たんぽぽコーヒーにもクロロゲン酸は含まれています

また、たんぽぽにはさまざまな栄養素が含まれているため、美容や健康のサポート役としてもおすすめといえるでしょう。

食品の種類クロロゲン酸の含有量(mg/g)
たんぽぽコーヒー1.3(mg/g)

まとめ

 今回はクロロゲン酸に関して、ダイエット効果や美容効果や健康効果など、色々な嬉しい効果を詳しくご説明すると共に、どうすれば効率的にクロロゲン酸を摂取できるのかをご説明させていただきました。これであなたもクロロゲン酸を上手に摂取し、クロロゲン酸の嬉しい効果を最大限に生かすことが出来る様になったのではないでしょうか。

 クロロゲン酸の効果は、人によって個人差もありますし、過剰摂取で胃への負担は注意が必要ですので適量を守って摂取してください。それにしても、クロロゲン酸のダイエットと美容と健康への効果は期待できますので、上手に摂取して、理想的で健康的な体つくりにお役立てください。

ブラックコーヒーのカフェインとクロロゲン酸の脂肪燃焼効果が凄い!

ブラックコーヒーのカフェインとクロロゲン酸の脂肪燃焼効果が凄い!

 コーヒーが大好きな人は、まるでコーヒー中毒かのように毎日飲む人が多いですよね。かくいう私もコーヒーが大好きで、最低でも一日一回は必ずコーヒーを飲んでいます。

 そんなコーヒーに、実は物凄いダイエット効果があるとしたら、コーヒーフリークには嬉しい情報ですよね。逆に、コーヒーを毎日飲んでいるのに太っているとしたら、何が原因か知りたいですよね?

 今回は、コーヒーに含まれるカフェインとクロロゲン酸の物凄いダイエット効果に関してご紹介したいと思います。

ブラックコーヒーのカフェインとクロロゲン酸の脂肪燃焼効果が凄い!

ブラックコーヒーのカフェインとクロロゲン酸の脂肪燃焼効果が凄い!

 コーヒーにはダイエットに効果的な成分が含まれており、特にブラックコーヒーにおいてはその含有量が多く含まれております。その中でも代表的なダイエットに有効な成分がカフェインとクロロゲン酸です。

 カフェインは基礎代謝量を上げてくれるので脂肪燃焼作用が期待できます。また、クロロゲン酸には脂肪の消費を促す効果があるとされており、ダイエットの効果が期待できます。

 また、ブラックコーヒーは、炭酸飲料やジュース、アルコール飲料などと比べると、カロリーが低い飲み物なので、ダイエットでカロリーが気になる人にはお勧めの飲み物です。

 ブラックコーヒーの栄養成分表示には0kcaと表示されている事が多いですが、実際には100mlあたり約4kcalの摂取カロリーが含まれています。ただ、日本食品標準成分表では「100mlで5kcal以下のものは0kcalと表示していい」とされているので、ブラックコーヒーにはカロリーが殆ど含まれていないとみなされ、0kcal表示となっています。

 このように、ブラックコーヒーは、カロリーが低い飲み物ですが、砂糖やミルクを加えるとカロリーが増えますので、飲み過ぎには注意が必要です。

ブラックコーヒーのカフェインとクロロゲン酸の脂肪燃焼効果が凄い!

カフェインとはどんな成分でどんな効果があるのか?

 カフェインは、コーヒー豆、茶葉、カカオ豆などの植物に含まれる苦みを持った天然成分の一種です。カフェインには、適切な量を摂取することで、基礎代謝量を上げる効果があるり、脂肪燃焼作用を促進し、ダイエット効果が期待できます。

 ちなみに、カフェインの適切な摂取量とは、健康な成人であれば1日に400mg以下とされ、コーヒーであれば、1日に3~4杯程度までが目安とされています。

 カフェインには、その他にも以下のような効果が期待されています。 
<メリット>
 ・眠気を覚ます効果
 ・集中力を高め学習能力を高める効果
 ・運動能力を向上させる効果
 ・筋肉や神経を刺激して興奮状態にさせ、疲労感を軽減させる効果
 ・むくみを予防する効果
 ・頭痛を軽減する効果
 ・脂肪の代謝を促進させるダイエット効果

ただし、カフェインの過剰摂取により、以下の様なデメリットがあるため注意が必要です。
<デメリット>
 ・睡眠障害(覚醒して眠れなくなる)
 ・不安感・イライラ感
 ・頭痛
 ・胃腸の不調
 ・心臓の動悸

 カフェインを摂取する際には、上述した通り、適切な摂取量を守り、過剰摂取には注意しましょう。また、就寝前にカフェインを摂取することは避け、十分な睡眠をとるようにしましょう。胃腸が弱い人は、適量を守って飲むようにし、妊娠中や授乳中の方は、カフェインの摂取量に注意してください。

カフェインとクロロゲン酸のメリットとデメリット

クロロゲン酸とはどんな成分でどんな効果があるのか?

 クロロゲン酸は、ポリフェノールの一種で、主にコーヒー豆やじゃがいも等に含まれる成分です。クロロゲン酸には、血糖値の上昇を緩やかにして脂肪の蓄積を抑え、脂肪の分解吸収を抑えて脂肪燃焼を高め、ダイエット効果が期待できます。

 クロロゲン酸の適切な摂取量は、1日に約1000~1500mgとされており、コーヒーには100mlあたり約280mgのクロロゲン酸が含まれているので、カフェイン同様、クロロゲン酸も1日あたり3~4杯程度のコーヒーが適量です。

 クロロゲン酸にはこの他にも、以下の様なメリットが期待できます。
<メリット>
 ・血行を促進してくれる効果
 ・むくみうを解消する効果
 ・抗酸化作用によるアンチエイジング効果
 ・美肌効果
 ・便秘解消
 ・老化予防の効果
 ・ストレスやイライラを抑えリラックスさせる効果
 ・抗がん作用
 ・中性脂肪の蓄積による脂肪肝を予防する効果
 ・脂肪の分解吸収を抑える効果

ただし、クロロゲン酸も過剰摂取により、以下のようなデメリットもあるので注意が必要です。
<デメリット>
 ・胃へ負担がかかる可能性
 ・糖尿病持ちの方は要注意

以上の様に、クロロゲン酸にはダイエットや美容と健康に役立つ成分が多く含まれる事が分かりましたが、適切な量を摂取することが大切です。

どんなコーヒーがダイエットに一番最適なのか?

 では、どんなコーヒーがダイエットに一番最適なのでしょうか?
 勿論、ダイエットに最も効果的なコーヒーはブラックコーヒーです。砂糖やミルクを加えるとカロリーが増えてしまうため、ダイエット効果が薄れてしまいます。そのため、ダイエットで痩せたいのであれば、ブラックコーヒーを飲むことをお勧めします。

 コーヒー牛乳やカフェオレやカプチーノやカフェモカなど、甘くて美味しくて素敵な休憩時間を過ごすには最適な飲み物ですが、ダイエットの観点でいえば、たまに飲むには良いですが、毎日習慣的に飲むのはお勧めできません。勘違いしがちなのが、お店やスーパーなどで販売されている微糖コーヒーです。微糖コーヒーといえば、コーヒーの苦みと酸味の中にほのかな甘味が効いた美味しいコーヒーですが、市販の微糖コーヒーのカロリーは、商品によって異なりまが、一般的には、100mlあたり10〜20kcal程度とされています。前述の通り、ブラックコーヒーが100mlあたり4kcalなので、微糖コーヒーにはブラックコーヒーとは比べ物にならないほど高いカロリーが含まれていることになります。ダイエットするのであれば、微糖だからと言って常飲するのは止めた方が無難です。

 特にブラックコーヒーでもダイエット効果を更に高めたいのであれば、クロロゲン酸やカフェインを多く含むドリップコーヒーを飲むと良いでしょう。ドリップコーヒーを淹れるには、以下のポイントに注意してください。

✅浅煎りの豆を使用しましょう。
   焙煎度合いが浅いほど、クロロゲン酸の含有量が高くなります。

✅ペーパードリップで淹れましょう。
  ドリップ式で淹れると、クロロゲン酸の含有量が多くなります。

✅90~95℃の熱めのお湯で淹れましょう。
  熱めのお湯で丁寧にペーパードリップすることが効果的に抽出するポイントです。

 以上の方法で、クロロゲン酸やカフェインを多く含むコーヒーを淹れることができます。ただし、コーヒーは適量を守って飲むようにしましょう。

どんなコーヒーがダイエットに一番最適なのか?

ダイエットに最適なダイエットコーヒーもある!

  普段から日常的に炭酸飲料やジュース、アルコール飲料などカロリーの高い飲み物を飲んでいる人が、カロリーの低いコーヒーに置き換えることで、摂取カロリーを抑え、ダイエットの効果を期待することができます。しかし、普段からカロリーに気を付けて、お茶や水など、カロリーの低い飲み物を常に飲んでいる人にとっては、ブラックコーヒーに置き換えただけでは、ダイエット効果を感じにくいかもしれません。

  そこで近年注目を浴びているのが、様々な栄養素を含んだダイエットコーヒーです。 ダイエットコーヒーには、カフェイン以外にも、糖質や脂質の吸収を抑える効果があるクロロゲン酸や、脂肪燃焼を促進するL-カルニチンなどが含まれています。ただし、ダイエットコーヒーだからといって飲みすぎに注意してください。また、ダイエット効果を期待する場合は、運動や食事制限と併用することが大切です。

まとめ

 今回の記事では、コーヒーの中でのブラックコーヒーのダイエット効果についてご説明しました。
 ブラックコーヒーダイエットは、適切な量を摂取することで、カフェインやクロロゲン酸を多く含むため、脂肪燃焼によるダイエット効果や、美容や健康面での様々な効果を期待できますが、過剰摂取による健康面への悪影響もありますので、カフェインに弱い人や胃腸が弱い人は適量を守って飲むようにしましょう。また、妊娠中や授乳中の方は、カフェインの摂取量に注意してください。睡眠前にブラックコーヒーを飲むと眠れなくなるので控えた方がいいですね。

 このように、カロリーの高いジュースや炭酸飲料やお酒をブラックコーヒーに置き換えてカロリー制限をし、カフェインとクロロゲン酸の脂肪燃焼の働きでダイエット効果を期待することはできますが、コーヒーを飲むだけで体重が減るとは断言することは難しく、やはりダイエットの基本は、無理のない摂取カロリーの調整と、適度な運動の継続が重要なのはいうまでもありません。