おすすめ体重計!メカ設計エンジニア暦20年の視点から厳選

おすすめ体重計!メカ設計エンジニア暦20年の視点から厳選
おすすめ体重計!メカ設計エンジニア暦20年の視点から厳選

 ダイエットの成果や経過をチェックする方法には、体重やウエストサイズなど様々な測定項目があって、何を測定するのが一番良いのか、悩んでいませんか?

 実は、身長や骨格、筋肉量や脂肪量などの違いによって、体重やウエストサイズだけでは正しく判定できないことが多いです。

 しかし、その中でも最も正しくダイエットの成果を測定できる項目があります。それは体脂肪率です。

 体脂肪率は、筋肉量や水分量の変動に左右されず、体の組成を正確に反映するため、ダイエットの成果を評価するのに最適です。体脂肪率を測定できる体重計を選ぶことで、健康的なダイエットを実現しやすくなります。

 そこで、今回の記事では、メカ設計エンジニアの視点から、数多くの体重計や体組成計の中から、ダイエットを成功に導くための体重計の選び方について詳しく解説します。これを読めば、きっとあなたにぴったりの体脂肪率を測定できる体重計が見つかるはずです。それでは、一緒に見ていきましょう。

体重計を選ぶ際のポイント

 まずは、体重計を選ぶ際の大事なポイントをメカ設計エンジニアの視点から、正確さや使いやすさなどのユーザビリティの観点と、コスパの観点で、詳しくご説明します。

精度と信頼性:

  • 高精度なセンサー: 体重計の精度は、使用されているセンサーの種類によります。一般的には、ストレインゲージセンサーや電磁センサーが使われています。これらのセンサーが高精度であることを確認し、信頼性の高いブランドを選びましょう。
  • キャリブレーション機能: 体重計が自動でキャリブレーション(校正)を行う機能があると、時間が経っても正確な計測を維持できます。

追加機能:

  • 健康データの計測: 体重だけでなく、体脂肪率、筋肉量、水分量なども計測できる体重計は、健康管理に役立ちます。これにより、自分の体の状態をより詳しく知ることができます。
  • 多機能センサー: これらの追加データを計測するために、複数のセンサーが体重計に内蔵されています。例えば、足裏だけでなく手で持つ電極がある体重計もあります。

ディスプレイと操作性:

  • 見やすい表示: 体重や他のデータが表示されるディスプレイが、大きくて見やすいことが重要です。暗い場所でも見えるバックライトがあると便利です。
  • 操作の簡単さ: ボタンの配置やタッチスクリーンの使いやすさも重要です。直感的に操作できるデザインが良いでしょう。

接続性とデータ管理:

  • スマホ連携: 体重計がBluetoothやWi-Fiを使ってスマートフォンと連携し、専用アプリでデータを管理できると便利です。自分の体のデータをいつでも確認できるため、健康管理がしやすくなります。
  • クラウド同期: クラウドにデータを保存できると、データのバックアップや複数デバイスからのアクセスが可能になります。

デザインとサイズ:

  • 設置スペース: 体重計を置く場所の広さを考慮して、適切なサイズのものを選びましょう。コンパクトなデザインも重要です。
  • インテリアとの調和: 体重計のデザインが家のインテリアに合うと、日常的に使う気持ちが高まります。

耐久性:

  • 素材の選定: 体重計が長持ちするためには、強化ガラスやステンレススチールなどの耐久性のある素材が使われていることが重要です。
  • 構造の強度: 頻繁に使う製品なので、しっかりとした作りと安定感が求められます。

価格とコストパフォーマンス:

  • 価格のバランス: 予算内で、必要な機能をすべて備えた体重計を選ぶことが大切です。
  • 長期的な視点: 短期間で安価なものよりも、長期間使用できる高品質の体重計を選ぶ方が、結果的にコストパフォーマンスが良いです。

    これで、どんな体重計を選んだら良いのか、選ぶ際のポイントがより明確になったと思います。

    体重計を選ぶ際のポイント

    体重計の基本構造と技術

     ここでは、更に体重計の基本構造と技術について、そしてメカ設計エンジニアの視点から選ぶ際のポイントについてお話ししたいと思います。

    プラットフォーム(計測台):

    • 役割: ユーザーが乗るための部分です。
    • 素材の選択: 通常、強度と耐久性の高いガラスや金属で作られています。例えば、強化ガラスやアルミニウム合金がよく使用されます。これらの素材は長持ちし、見た目もおしゃれです。
    • 選ぶ際のポイント: プラットフォームの素材は、長く使えることとデザインの両方を考慮して選びましょう。強化ガラスは割れにくく、アルミニウム合金は軽量で錆びにくいです。

    荷重センサー:

    • 役割: ユーザーの体重を感知して測定する部分です。
    • 種類: ストレインゲージやピエゾセンサーがよく使われます。これらのセンサーが高精度であることが好ましいです。
    • 設置数: 複数のセンサーを搭載することで、測定誤差を最小限に抑えられます。最近のモデルでは4つのセンサーが一般的です。
    • 選ぶ際のポイント: センサーは多ければ多いほど、体重の分布を均一に測れるので、精度が高まります。また、耐久性の高いセンサーだと壊れにくくて安心です。

    電子回路:

    • 役割: センサーからのデータを処理し、ディスプレイに表示します。
    • 技術: 最新のマイクロプロセッサや省エネ設計の回路を使用すると、バッテリーが長持ちします。過酷な環境でも安定して動作する設計が求められます。
    • 選ぶ際のポイント: 高性能のマイクロプロセッサはデータ処理が速く、省エネ設計の回路はバッテリーの寿命を延ばします。体重計の中でも一番壊れやすい部分ですので、製品保証が長いものを選ぶと良いでしょう。

    ディスプレイ:

    • 役割: 測定結果を見やすく表示します。
    • 種類: LCDやLEDディスプレイが使われます。高コントラストで見やすいものが理想的です。
    • 選ぶ際のポイント: 高コントラストのディスプレイは、明るい場所でも見やすいです。タッチパネルの使いやすさも重要な要素です。

    電源:

    • 種類: 乾電池や充電式バッテリーが一般的です。
    • 選択基準: 長寿命で交換が簡単なバッテリーシステムを選びましょう。
    • 選ぶ際のポイント: 省エネ設計のバッテリーは長く使えます。また、交換や充電が簡単にできるものが便利です。

    接続機能:

    • 役割: スマートフォンやクラウドサービスと連携するための機能です。
    • 技術: BluetoothやWi-Fi接続機能があります。接続の安定性とセキュリティが重要です。
    • 選ぶ際のポイント: 安定した接続と高いセキュリティを持つ製品を選びましょう。これによりデータの安全性が保たれます。

     最新の体重計には高精度センサーやスマート機能が搭載されており、より正確なデータを提供します。特に、複数の荷重センサーを組み合わせたモデルは、測定の精度と信頼性が高く、ダイエットや健康管理において非常に役立ちます。

    体重計の基本構造と技術

    ダイエットに必要な測定項目の優先順位

     ダイエットを成功させる上で、日々の体の状態を測定することは重要ですが、ここでは測定項目の中でも、ダイエットをするうえで優先して測定するべき重要な測定項目を、優先度の高い順番にご説明します。
     以下をご覧いただくと分かるように、ダイエットの成果や進捗を確認するうえでは、やはり体脂肪率、筋肉量を優先的にチェックすることが大事です。

    体脂肪率:

    • 目的: 体脂肪率は、体内の脂肪の割合を示します。脂肪を減らすことがダイエットの主要な目標であり、体脂肪率の測定はその進行を確認するのに役立ちます。
    • 方法: 体重計に内蔵されたセンサーが、体に微弱な電流を流し、体内の脂肪量を測定します。

    ➡参考記事:挫折者必見!エンジニア流!ダイエット成功の秘訣は体脂肪率


    筋肉量:

    • 目的: 筋肉量の維持・増加は、基礎代謝を高め、脂肪燃焼を促進するために重要です。また、筋力の向上や健康な体の維持にも寄与します。
    • 方法: 体重計のセンサーが、体内の筋肉量を計測します。筋肉は脂肪よりも密度が高いため、精密な測定が可能です。

    体水分量:

    • 目的: 適切な水分バランスは、健康的なダイエットに欠かせません。体水分量の測定は、脱水症状や過剰な水分保持を防ぐのに役立ちます。
    • 方法: 体重計のセンサーが、体内の水分量を測定します。これにより、水分摂取の調整が容易になります。

    基礎代謝量(BMR):

    • 目的: 基礎代謝量は、安静時に消費されるカロリー量を示します。これを知ることで、日々の適切なカロリー摂取量を把握し、効率的なダイエットが可能になります。
    • 方法: 体重計のデータや個人情報(年齢、性別、身長、体重など)を基に、自動的に計算されます。

    内臓脂肪レベル:

    • 目的: 内臓脂肪は、心臓病や糖尿病などの健康リスクと関連しています。内臓脂肪の減少を目指すことで、健康リスクを低減できます。
    • 方法: 体脂肪率のデータを基に、内臓脂肪のレベルを推定します。

    骨量:

    • 目的: 骨の健康状態を示し、骨粗しょう症のリスクを減らすために重要です。骨量の測定は、骨の強度や密度を知る手掛かりになります。
    • 方法: 体重計のセンサーが、体内の骨量を測定します。

    体重:

    • 目的: 基本的な体重測定は、ダイエットの進行を確認する上で不可欠です。体重の増減を知ることで、ダイエットの効果を評価できます。
    • 方法: 体重計に乗るだけで、簡単に測定できます。

    BMI(体格指数):

    • 目的: 身長と体重から計算されるBMIは、肥満度の指標として利用されます。適正なBMI範囲内にあるかどうかを確認することで、健康状態を把握できます。
    • 方法: 体重計や専用アプリが、自動的に計算して表示します。

    ➡参考記事:BMIと標準体重の自動計算ツール


       これで、ダイエットに必要な測定項目がより詳しく理解できたと思います。ダイエットの成功の鍵は体重を減らすことではなく、しっかり運動をして脂肪を落として筋肉を付けることが重要なのです。

      ダイエットに必要な測定項目の優先順位

      メカ設計エンジニア厳選!おすすめの体重計(体組成計)

      以下に、ダイエットに最適な体重計の例を紹介します。高性能でコスパも高い、実用的な体重計(体組成計)をご紹介いたします。

      アイリスオーヤマ 体組成計 IBCM-B212-H

       測定項目は、体重、体脂肪率、体水分率、筋肉率、推定骨量、内臓脂肪レベル、基礎代謝、BMI(アプリのみでの表示)、皮下脂肪率、除脂肪体重、筋肉量、骨格筋率、タンパク質、体年齢 の全14項目を測定できます。ちゃんと体脂肪率も筋肉率も測定項目にありますね。値段の割には高性能で非常にコスパの良い体組成計です。
       登録人数も10名(本体6名、アプリ4名)も登録できます。スマホとBluetooth連携も当然できます。
       ただし、測定分解能が低く、例えば体重測定だと±200gの測定ばらつきが生じます。
       特に、そこまで測定精度にこだわりが無ければ、コスパも良いので、この体組成計で十分です。

      タニタ 体組成計 RD-912

       体重(最小表示100g)、体脂肪率(0.1%単位)、BMI(0.1単位)、推定骨量(100g単位)、(筋肉量(100g単位)、筋質点数(1点単位)、内臓脂肪レベル(0.5レベル単位)、脈拍数(1/min単位)、が測定できます。非常に分解能が高く、精度よく測定できます。日々の辛いダイエットの僅かな成果も測定してくれるので、ダイエットをしている人には嬉しいですね。登録人数は4人までで、ゲストモードあります。基礎代謝量、体内年齢、体水分率はアプリでのみ表示されます。スマホとBluetooth連携ができます。

      タニタ 体組成計 インナースキャンデュアル RD-931L

       このRD-931Lは、上記で紹介したRD-912の上位モデルです。測定項目も同じです。違いは、このRD-931Lは、以下のことが出来る様になっています。
       ・最小表示50g単位なので、更に測定精度が上がっています。
       ・充電式になったので、電池を買う必要がありません。
       ・Wi-Fi連携もできます。
       ・4CTechnology搭載でより測定精度が向上しています。
       測定精度が上がったことで、よりダイエットの成果をリニアに検出できるようになり、また充電式になったことで、電池の買い忘れによる体重測定離れが無くなります。ダイエットを頑張る人には嬉しいバージョンアップだと思います。今のところ、測定精度は一番高くて最強です。

      Withings Body Segment 最上位モデルの体組成計

       フランス生まれの最上位モデルのスマート体重計です。従来の体重計とは一線を画す、革新的なスマート体組成計で、 体重だけでなく、体脂肪と筋肉量の部位別分布を精密に測定し、さらに心血管状態と皮膚の電気活動を評価することで、健康状態をより深く把握することができます。分解能は、例えば体重でいうと±100gで、十分に高分解能です。ダイエットだけでなく、筋トレに重点を置いてトレーニングをしている人には筋肉量部位別分布がチェックでるので嬉しいですね。Wi-FiとBluetoothの両方に対応しています。

      オムロン 体組成計 カラダスキャン KRD-703T

       測定項目は全部で10項目で、体重 100g単位、体脂肪率、骨格筋率、部位別骨格筋率、BMI、基礎代謝、体年齢、皮下脂肪率、部位別皮下脂肪率、内臓脂肪レベルが測定できます。スマホとBluetoothの連携ができます。充電式ではないですが、体組成計としては性能も良く、測定分解能も高く、コスパも良いので、非常にバランの良い体組成計です。

      メカ設計エンジニア厳選!おすすめの体重計(体組成計)

      まとめ

       今回の記事では、メカ設計エンジニア暦20年の視点から、おすすめの体重計をご紹介いたしました。

       ダイエットを成功させるためには、毎日の事ですから、簡単に測定でき、正確なデータをコンスタントに蓄積し、自分のダイエット目標と照らし合わせて、進捗管理し、時には目標を修正することも重要です。

       特に優先すべき測定項目は体脂肪率です。次に筋肉量。

       体重計には色々な種類のものがありますが、自分の好みと、目的と、用途に合った体重計を選ぶことで、ダイエットがより楽しく効果的に行えるようになります。

       この記事が、皆さんの体重計選びの参考になれば幸いです。